カイト

さようなら、僕の20代

僕は先週人生最大の失恋をしました。あと一ヶ月ほどで30になりますが、振り返れば、20代の思い出の中にはいつも彼女がいた。

出会いは僕の大学生時代。
当時の僕は、在学中に立ち上げた会社がうまくいかず、人間関係に疲れきってひどく落ち込んでいました。
そんな時期にインターネットを通じて、僕は彼女と出会った。

彼女は神戸に住むお嬢様、僕は修学旅行で京都と奈良に行ったことがあるぐらいで、関西についてほとんど知らないハマっ子。しかし、次第に遠くにいる彼女に惹かれ、なんとか遠距離恋愛にこぎつけた。
頻繁に会うことはできなかったが、彼女の存在によって気持ちはかなり楽になり、無事に大学を卒業することができた。
しかし、まだ若かった彼女にとって、いつまでも遠距離恋愛を続けるわけにもいかなかった。次第に関係が悪くなりつつある中、僕は関西への移住を決心した。

しばらく連絡を断っていた彼女に、大阪での仕事が決まったことを報告すると、彼女は想像以上に喜んでくれた。そこからはとても幸せな日々が続いた。
だが、やはりどこか不安を感じていた彼女。何度か距離を置いたり、別れたり、そのたびに僕は立ち直れないほどの苦しみと悲しみを味わった。
それでもなお、僕は彼女を求め、彼女もどこかで僕を必要としていました。
ところが半年前のある日、彼女は僕との連絡を断つことを決心した。今思えば、そのときから本当のお別れはすでに始まっていたのかもしれません。

2014年3月に入り、僕にとって様々な物事や環境が変わる時期がやってきた。
仕事環境が大きく変わることになり、来月には30歳になります。当初は全く友人や知人がいなかった大阪に家も購入した。
こんな時期と彼女の誕生日も重なり、無性に会って色々話したくなってしまった。
そして一週間ほど前の彼女の誕生日翌日に、半年ぶりの再会をすることができた。

彼女はとても元気そうだった。以前よりも強くなっているような気がしたが、僕は少し寂しさを覚えた。
新しい恋人の存在にも勘付き、もう僕のことは必要ないんだなと強く感じてしまった。そんな彼女に、彼女の人生を引き止めるような言葉はとても言えなかった。
思わず口を突いて出たのは「さようならを言いにきた」だった。そして、この地を離れ、遠くへ行くとウソをついてしまった。
それが本当に彼女のためなのか、それとも自己防衛なのか、自分でもよくわからない。しかし、自分の言葉によって、これが本当のお別れなんだなと悟ってしまった。

同じ相手で何度も経験してきた別れの辛さなのに、やはり慣れないものです。
時間が少しずつ解決してくれることをわかっていても、彼女を愛したことが否定されるようで、内心どこかそれを拒んでいる。
手当たりしだい楽になれる方法を探すも、結局独りになったときに悲しみが一気に寄せてくる。
でも話を聞いてくれた友人知人、そしてインターネットの向こう側にいる顔も名前も知らない方たちにはとても感謝をしています。
その時だけでも、自分は独りじゃないんだなと強く思えた。

そして傷がまだ癒えない中、この「失恋.jp」というサービスを作ることにしました。
もちろん今の自分を癒してほしいという目的もありますが、僕と同じような悲しみや苦しみを味わっていて、癒やしを求めている人はきっと他にもたくさんいるはずです。
どうかみんなの温かいメッセージで、そんな人たちを癒してあげてください。
昨今インターネット社会のネガティブな部分が目につきますが、結局使っているのは人間なので、実際の社会だろうとインターネットだろうと、僕は人の善の部分を信じています。

これで僕のエピソードは最後になりますが、もし「失恋.jp について」をまだ読んでいただいていなければ、是非一度ご覧いただけると幸いです。

これからどうなるかなんて、今の自分じゃまったく想像できないだろうけど、きっと彼女のことはずっと愛していると思います。
そして街で偶然出会わないかなという情けない想いを抱きながら、今日も一所懸命生きていきます。
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さようなら、僕の20代」への4件のメッセージ

  1. ch

    SuperflyさんのLast Love Songという曲すごく泣けますが、聴いてみて欲しいです。私がすごく大好きな曲です。

    涙が消えるころには、必ず今よりも強くなっていて、また幸せな気持ちになれるような恋が出来ると思います。

    | 返信
    1. カイト 投稿作成者

      chさん

      メッセージありがとうございます。

      「Last Love Song」聴きました。本当に素敵な曲です。
      いろんな想いが蘇って号泣してしまいました。。。

      まだまだ弱い自分ですが、もっともっと強くなって、過去も未来も愛せるようにがんばります。

      | 返信
  2. EMMA

    素敵なコンセプトだなと思ってわたしも投稿してみました。

    忘れられないことも、忘れていってしまうことも辛いですね。
    それでも一緒にいたひとが残してくれた
    自分の中の「そのひとのかけら」を愛しく思ったり
    変化した自分を前より好きになれたりなんかして。

    誰かを愛する気持ちは急ぐものでも探すものでもなく
    逆に他の誰かを愛する気持ちを止めることもなく、流れのようなものなんだなと思って
    自然とまた誰かとリンクするのを、毎日の痛みを受け入れながら味わっています。

    | 返信
    1. カイト 投稿作成者

      EMMAさん

      メッセージありがとうございます。
      共感していただけて大変嬉しく思います。
      とても素敵なメッセージで自然と目頭が熱くなりました。

      まさに言うように、「忘れられないことも、忘れていってしまうことも辛い」です。
      昨日よりも今日、今日よりも明日、胸の痛みが和らいでいくのがなんだか少し空しく感じます。

      でもここまで楽になれたのは、やはり自分だけで抱え込まず、さらけ出したからだと思います。
      おかげでいろんな優しい言葉をかけて頂きました。
      また言葉にはなっていなくても、温かい気持ちをたくさん感じ取れました。

      | 返信

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